病院長挨拶
地域と時代の要請に応えて
〜最新の放射線治療と整形外科の新設〜
九州大学病院別府病院のホームページにアクセスして頂きありがとうございます。
〜最新の放射線治療と整形外科の新設〜
平成21年から従来の内科、外科に加え新たに放射線科を開設し、最新鋭の放射線治療装置(リニアック)ならびに画像診断装置(CT、MRI、血管造影アンギオ装置)を導入し、3名の放射線専門医によるスタッフの充実を図りました。
そしてこのたび整形外科(脊椎外科)を本年4月から新設し、脊椎疾患(頸椎椎間板ヘルニア、リウマチ頸椎、頸椎症、脊柱管狭窄症、側弯症など)を主体に診療を開始いたします。整形外科受診の患者さんには手術からリハビリテーションまで一貫した治療が受けられる体制を整備しました。特に内視鏡・顕微鏡を用いた低侵襲手術や、脊椎圧迫骨折に対しセメントを用いた手術(バルーンカイフォプラスティ)など、患者さんの生活の質の向上に大きく貢献できることが期待されます。
充実したリハビリテーションを可能にする中央診療施設の配備
九州大学別府病院は病床数140床のところ、当面は内科、外科、整形外科、放射線科の4科をもって104床で運用します。新たな展開に向けて、休床しておりました2階病棟の運用を再開し4月から2階、4階、5階で診療体制をとっています。医師数は病理医、麻酔医を加えて総勢19名の教員と医員10名の体制で診療を行います。 また、中央診療施設はリハビリテーションを主体とした慢性疾患診療部、検査室、手術室、診療放射線室など9室を設け充実した体制をとっています。慢性疾患診療部には温泉プールが常設されており、リウマチ疾患、心臓疾患、呼吸器疾患などに加えて、整形外科的疾患のリハビリテーションにも活用できると思います。このように、温泉地である特性を活かした治療を積極的に取り入れたリハビリテーションは全国的にも少なく、本院のセールスポイントの一つであります。上記の診療科体制の充実により対応できる疾患の幅も広がり、さらに多くの患者さんのQOLや日常生活動作ADL改善に貢献できるものと期待しています。
地域に根ざした発展的な医療体制の確立
我が国では高齢者人口の増加とともに、がん、糖尿病・高血圧症・高脂血症などの生活習慣病や加齢に伴う骨疾患などの増加が医学・医療や医療経済のうえで重大な問題になっています。現在まで別府病院は高度先進医療の研究開発を担うと同時に、「患者さんの生活の質が向上できる医療」を提供することを目的に、診療・研究を行ってきました。その中で近年の医学・医療の進歩により救命はできたものの重い後遺症に悩んだり、寝たきりになる患者さんに対して損傷した器官や組織を修復し、失われた機能を取り戻すという機能再生医療は重要課題であります。 特に別府市は温泉地という立地条件に恵まれ、温熱療法を活かし医療に応用するのに好適な条件が揃っています。すでに、温浴実験により全身の血行改善による褥瘡治療促進や、疼痛緩和などの治療効果を確認しています。このように別府病院の病院機能の有効利用と地域連携・地域貢献を視野に入れた診療は臨床研究としての観点からも重要です。 もう一つ別府病院の外科でこれまで乳がんの患者さんの乳房全摘出手術後の乳房再建に脂肪幹細胞移植を行った再生医療を経験しており、細胞収集から幹細胞移植ステップまでの手技に習熟しています。これは、カリフォルニア大学サンディエゴ校マーク・ヘドリック教授らとの共同研究で、患者さんの皮下脂肪より自己脂肪由来幹細胞を採取し、これを難治性消化管瘻孔や乳房温存後乳房再建に応用することを試みてきました。 これまで、別府病院に設置するヒト細胞培養施設を利用して乳がんでは合計10例に施行し、MRIで局所血流回復を確認し高いQOLを得ています。これからは機能再生療法に加えて、再生細胞移植に温熱療法を併用することや、組織幹細胞やiPS細胞を用いた新たな再生医療プロジェクトを立ち上げ、再生移植医療も発展させて行きたいと思います。 また、地域の他の医療機関との連携をより緊密にし、迅速かつ効率よく対応するために、従来の病診連携室を「地域医療連携室」と改変し、病院玄関から入ってすぐのもっともわかりやすい場所に設置いたしました。その中でフリーダイヤルの設置、人員の増員、ホームページの充実など病院の広報活動をより一層強化していきたいと思います。このように地域連携の更なる充実を図ることで、よりスムーズな医療連携、きめの細かい医療の提供につなげたいと考えています。 別府病院は別府市の高台に位置し、静かで緑の豊富な広い敷地に立地する恵まれた環境です。春はさくらが満開になり秋には紅葉が鮮やかとなります。九州大学病院別府病院では従来にもまして患者さんに満足していただけるべく、質の高い医療を提供するために職員一同さらなる努力をしてまいります。 患者さんの健康の増進と生活の質の向上にむけて、より一層地域医療に貢献してゆく所存であります。今後ともご指導、ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。
今後共よろしくお願い申し上げます
理念

基本方針
- 地域医療との連携及び地域医療への貢献の推進
- プライマリー・ケア診療の充実
- 全人的医療が可能な医療人の養成
- 専門医療の高度化を目指した医学研究の推進
- 国際化の推進
- 生活の質が向上できる医療の提供
特色
- リウマチ膠原病、がん、生活習慣病を中心に専門的な診療を行います。
- 安心で信頼に基づく診療を行います。
- 生活の質の向上を目指した診療を行います。
- 地域の医療機関と連携し、地域医療に貢献します。
- 新しい医療の研究開発と普及を目指します。
センター概要
| 名称 | 九州大学病院別府病院 |
|---|---|
| 所在地 | 〒874-0838 大分県別府市大字鶴見字鶴見原4546 |
| 電話 | TEL 0977-27-1600 FAX 0977-27-1605 |
| 病床数 | 一般140床 |
統計データとインフォメーション
九州大学病院のホームページにて、当院の病院統計データなどを掲載しております。詳細は九州大学病院のホームページをご覧ください。
施設基準の承認状況(平成24年5月1日現在)
- 一般病床入院基本料(7対1)
- 診療録管理体制加算
- 療養環境加算
- 重症者等療養環境特別加算
- 無菌治療室管理加算1
- 医療安全対策加算2
- 感染防止対策加算2
- 患者サポートチーム加算
- 退院調整加算
- 救急搬送患者地域連携受入加算
- 後発医薬品使用体制加算2
- 亜急性期入院医療管理料
- 糖尿病合併症管理料
- 外来リハビリテーション診療料
- 外来放射線照射診療料
- がん治療連携指導料
- がん性疼痛緩和指導管理料
- がん患者カウンセリング料
- 薬剤管理指導料
- 検体検査管理加算(T)
- 検体検査管理加算(V)
- 時間内歩行試験
- 画像診断管理加算1
- 画像診断管理加算2
- CT撮影及びMRI撮影
- 冠動脈CT撮影加算
- 大腸CT撮影加算
- 心臓MRI撮影加算
- 外来化学療法加算1
- 無菌製剤処理料
- 脳血管疾患等リハビリテーション料(U)
- 運動器リハビリテーション料(T)
- 運動器リハビリテーション料(U)
- 呼吸器リハビリテーション料(T)
- ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
- 医科点数表第2章第10部手術の通則5及び6に掲げる手術
- 麻酔管理料T
- 放射線治療専任加算
- 外来放射線治療加算
- 高エネルギー放射線治療
- 画像誘導放射線治療(IGRT)
- 体外照射呼吸性移動対策加算
- 直線加速器による放射線治療
- 定位放射線治療呼吸性移動対策加算
病院機能評価認定について
九州大学病院別府病院は、第三者評価として財団法人日本医療機能評価機構による病院機能評価Ver.5.0を平成19年10月に受審し、平成20年2月18日付けで認定されました。
この病院機能評価は、医療機関の機能を中立的な立場で評価を行う第三者機関として設立された財団法人日本医療機能評価機構が審査を行い、機構の定める認定基準に達成した病院に対して認定証が発行されるものです。
審査は『書面審査』、『訪問審査』が行われ、以下の7つの領域について評価されます。
- 病院組織の運営と地域における役割
- 患者の権利と安全確保の体制
- 療養環境と患者サービス
- 医療提供の組織と運営
- 医療の質と安全のためのケアプロセス
- 病院運営管理の合理性
- 療養病床に特有な病院機能
尚、認定結果については日本医療機能評価機構のホームページに公開されております。
こちらよりご覧ください。

