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放射線科

各種放射線検査・放射線治療の依頼について

当科外来では他の医療機関からの御依頼でCT、MRI、消化管検査など各種画像検査を行っています。結果はCDデータ、報告書とともに御依頼いただきました先生方に迅速にお返事いたしております。
各種放射線検査の依頼は、電話にて受け付けております。依頼検査優先の時間帯を設けており、緊急性がある場合にも対応いたしますので放射線科受付(TEL 0977-27-1722)まで電話にてご連絡ください。

※放射線治療の新患受診は、月・火・木曜日 午前9:00-11:00です。

放射線治療の対象疾患

乳癌、食道癌、前立腺癌、悪性リンパ腫、癌性疼痛に対する緩和治療、そのほかの悪性腫瘍については御相談ください。
放射線治療の開始には、主治医の先生からの紹介状、CT、MRIなどのフィルム、病理診断コピー、手術所見などの詳細な臨床情報が必要です。それらをご持参の上、上記に受診してください。
放射線科 科長 平川雅和
当放射線科は、院内および院外からの依頼の画像診断や放射線治療、消化管検査治療、画像介入下低侵襲治療(IVR)を担当しております。

スタッフは日本医学放射線学会放射線科専門医の資格を持った4名の医師、診療放射線室放射線技師5名、看護師2名、クラーク1名で診療に携わっています。
  • 専門分野
    画像診断、放射線治療、内視鏡的治療、画像介入下低侵襲治療(IVR)
  • 対象疾患
    悪性腫瘍全般
  • 診療内容
    画像診断および放射線治療・画像介入下低侵襲治療(IVR)・消化管検査および内視鏡的治療(ESD可)

特色

画像診断装置(64列マルチディテクターCT, 1.5T MRI)による画像診断(心臓CT含む)、放射線治療や画像介入下低侵襲治療(IVR;カテーテルや経皮的治療装置等を使用して行う治療)などを行っています。
また、当別府病院での、画像診断及び放射線治療は、福岡の九州大学病院との専用回線で接続されており、本院医師との緊密な連携が可能です。

画像診断

放射線科では院内各科からの依頼でCT、MRI、超音波検査などの画像検査、血管造影(カテーテル検査、治療)を担当しています。

CT

64列マルチディテクターCTによる心臓(冠動脈)CT画像
64列マルチディテクターCTに
よる心臓(冠動脈)CT画像
当科では64列マルチディテクターCTによる高精度、高速撮影が可能で、体の様々な断面や3次元での画像診断を施行しています。
また、近年、心筋梗塞を予防するための検査として、効果的で受診者の負担が軽くて済む心臓(冠動脈)CTも施行しております。狭心症や心筋梗塞の疑いがあり、心臓カテーテル検査を勧められた方で、時間的制約や恐怖心などの理由でカテーテル検査をためらっていらっしゃる方には、低侵襲かつ短時間で冠動脈検査が可能な心臓(冠動脈)CTをお勧めしております。

MRI

当科1.5TMRIによる全脊椎MRI画像
当科1.5TMRIによる全脊椎MRI画像
当科の1.5T MRIでは、頭部や頚部等の全身の血管を造影剤を使わず、高速に撮影することが可能です。
更に、乳腺をはじめとした各臓器の悪性腫瘍の画像検査も可能です。脊椎の撮影も、一度に頚椎から腰椎まで撮影可能です。
閉所恐怖症の患者様でも安心してMRI検査を受けていただける、従来のMRIよりも快適なMRI装置を導入しております。

IVR(:画像介入下低侵襲治療)

IVR (Interventional Radiology:インターベンショナルラジオロジー)は、QOLを重視した低侵襲治療で、近年非常に技術の進歩が著しい領域です。
狙った血管内にカテーテルを通して血管内から悪性腫瘍や血管の狭い部分を治療したり、CTやエコー検査をしながら針を刺し、組織を採ってきたり、治療したりします。手術などより低侵襲で治療効果を得ようとする方法です。

消化管検査・内視鏡的治療

仮想内視鏡画像
<仮想内視鏡画像>
仮想注腸画像
<仮想注腸画像>
当科では通常の消化管の内視鏡検査や造影検査(透視)に加えてCTコロノグラフィーも行っています。CTコロノグラフィーとは、CTで撮像された画像を三次元構築することにより、大腸の画像をさまざまな角度から診断することを可能とした検査法です。以前の手術による癒着や癌による狭窄などで深部への大腸内視鏡の挿入が困難であった患者様に対して、苦痛なく、安全に短時間で大腸の検査を行うことが可能です。特に、大腸癌においては内視鏡検査と同日にCTコロノグラフィーを施行することで、局所のみでなく、周囲への拡がりや転移の検索、術前のシミュレーションが同時に可能です。これにより、手術前検査として一般的に行われている注腸造影検査を省略でき、患者様への負担をより少なくすることが可能となりました。
内視鏡治療は、内視鏡的粘膜切除術及び内視鏡的粘膜下層剥離術、ポリープ切除術を行っています。

(左図:進行大腸がんのCTコロノグラフィーの画像)

放射線治療

放射線治療は、手術、化学療法と並び、腫瘍の治療になくてはならないものとなっています。近年のコンピュータ技術の発達によって、放射線治療は正常組織の被ばく線量を減少させて、病変のみに正確に照射する技術が発達しています。
当科での放射線治療の特色として、高い精度の放射線治療装置(リニアック)を使用して、日本医学放射線学会放射線治療専門医(日本放射線腫瘍学会認定医)が施行することです。
放射線治療は、外来での治療も多くの方は可能ですが、当院入院による治療も可能です。

放射線治療の流れ

外来受診

外来受診
外来にて、放射線治療について説明させていただき、治療計画と治療開始の日時を予約させていただきます。
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治療計画用CT撮影

治療計画用CT撮影
放射線治療のターゲットの位置を決定するため、CTを撮影し、病変や正常組織などの情報を取得します。このとき、お身体に3カ所程度マジックでマークをつけます。マークは場所決めの基準となります。

マークは治療が終了するまで絶対に消さないようにしてください。もし、薄くなって消えかけたときは勝手に書いたりせず担当者にお申し出てください。
X線透視で位置あわせをすることもあります。
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治療計画

治療計画
CTで得られた画像情報は、治療計画装置というコンピュータに送られます。放射線治療を担当する医師がその疾患特有の進展形式などを考慮して治療する部位を決め、できるだけ副作用を抑えるような放射線照射の方向、範囲などを決定します。

実際に照射される時の放射線の線量の分布は、コンピュータ上で3次元的に計算され、最終的に適切かどうかを判断します。

この作業には通常数時間から1日以上要します。
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治療開始

初回のみ、治療計画で決定された照射野と、実際の照射野が一致するかどうかを確認するため、治療時間は30分程度かかります。
以後は、コンピュータ上で決定されたデータにもとづき、放射線治療が行われます。
一回の治療時間は10〜15分程度です。実際に放射線の出ている時間はわずか1〜2分程度で、痛みや熱さなどはまったくありません。

外部照射中の注意点

放射線治療中は、病気や照射範囲によって、さまざまな症状が出ることがあります。
以下にその注意点を述べます。

食事

時に、食欲低下、倦怠感などが起こることがあります。放射線治療中は、なるべく消化の良く、刺激の少ない食物を取るように心がけてください。

入浴

入浴はかまいませんが、マークが消えないように注意し、マークのまわりは石けんで洗ったり、こすったりしないようにしてください。
熱があったり、化学療法中の方は主治医の指示にしたがってください。

照射部位

照射部位の皮膚は傷つきやすくなっています。衣服は、清潔で刺激の少ないものを着るようにしてください。
きつく締まる衣服も、皮膚がこすれて刺激を受けますので、避けるようにしてください。
また、治療中は日焼けしないように注意してください。

副作用

放射線治療の副作用は、どこに放射線を照射するかによって、異なります。担当の医師より、詳しい説明を行いますが、ご不安に思われたら、その都度、お気軽おたずねください。

医師紹介

放射線科
医師紹介 氏名 資格
科長(准教授) 平川雅和 日本医学放射線学会放射線科専門医,  検診マンモグラフィ認定読影医師(A判定), 第一種放射線取り扱い主任者,日本IVR学会専門医(代議員), 日本医学放射線学会研修指導者
副科長(助教) 坂本勝美 日本医学放射線学会放射線科専門医
医師(助教) 寺嶋 広太郎 日本医学放射線学会放射線治療専門医, がん治療認定医、第一種放射線取り扱い主任者、ハイパーサーミア認定医
医師(医員) 平田 秀成 日本医学放射線学会放射線治療専門医, 第一種放射線取り扱い主任者